「短冊メーカーというWebアプリを丸パクリされました」――Webアプリ「短冊メーカー」の作者のMasaru(@rironriron)さんが、「tanzaku.net」というサービスにアイデアやソースコードを丸パクリされたと訴え、ネットで同情が集まっている。
短冊メーカーはMasaruさんが昨年、七夕の日に向けて公開したアプリ。Twitterの改行付きツイートに対応し、入力したテキストを1文字ずつ改行することで短冊のような“縦書き”アスキーアートにしてTwitterに投稿できる。昨年7月7日には多くのTwitterユーザーが利用する人気アプリとなっていた。
tanzaku.netはその後に作られたとみられ、説明文やボタン配置などが短冊メーカーに酷似。ソースコードも「改行位置とURLが違うだけで、変数名やメソッド名が完全に一致する」という。
Masaruさんが短冊メーカーのテストツイートを投稿したのが昨年7月7日の午前1時過ぎ。その日のうちに急速に広まり、Twitterのトレンドに入るほどの人気になったことを報告している。一方、「tanzaku.net」というドメイン名はwhois情報では所有者は判然としないが、昨年7月7日午前11時過ぎに取得されているようだ。Twitterの詳細検索機能でみると、「tanzaku.net」を含む最初のツイートは昨年7月8日午前0時台に投稿されている。
Masaruさんは、今年の七夕に投稿された短冊風ツイートのうち85%ほどがパクリサイトを使ったもので「すごく悔しい……」とこぼす。ただ、自らのアプリが元祖と示す証拠は状況証拠しかないとし、「『どうやらrironrironの短冊メーカー(http://goo.gl/N5vNiC)が元祖らしい」とみなさんに思って頂ければ満足です』」とつぶやいている。
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