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ソフトバンク・テクノロジー、ミラクル・リナックスを子会社化

» 2014年07月08日 16時40分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンク・テクノロジーは7月8日、ミラクル・リナックスを子会社化すると発表した。31日付けで、ミラクル・リナックス株式の58.0%を約6億4000万円で取得する。オープンソースソフトウェア(OSS)に強いミラクル・リナックスの技術力をグループの事業に活用していく。

 ミラクル・リナックスは国産Linuxディストリビューション「MIRACLE LINUX」の開発会社として2000年に日本オラクルの出資などで設立。現在はデジタルサイネージ事業なども展開し、2013年5月期は7億9000万円の売上高に対し4800万円の最終黒字だった。現在はNECとオービックビジネスコンサルタントが14.0%ずつ出資している。

 ソフトバンク・テクノロジーはITソリューションにOSSを活用しており、ミラクル・リナックスの技術力との相乗効果を期待。特にIoT(Internet of Things)などの分野で子会社のサイバートラストが持つ認証ソリューションとの組み合わせで付加価値の高いサービスが提供できるとしている。

 株式はミラクル・リナックスの佐藤武会長ら個人株主17人から取得する予定。ソフトバンク・テクノロジーはミラクル・リナックスに取締役数人を派遣する。

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