ワコムは9月5日、タブレットでのメモ書きやスケッチに使えるスタイラスペンの新製品を4モデルを発表した。クリエイターモデルは2048段階の高精度な筆圧感知はそのままに、ペン先が細くなりより繊細な描画が可能になるなど、iPadの“画材”としてブラッシュアップが図られている。
クリエイター向けモデルの第2世代「Intuos Creative Stylus 2」は、スケッチやラフ画などプロからアマチュアまでのイラスト制作での活用を想定。2048レベルの筆圧感知機能はそのままに、ペン先を6ミリのゴム素材から2.9ミリの樹脂素材に変更し、より繊細な線をなめらかに描けるように改善した。
ボディ部分にはアルミニウムとシリコン・グリップを使用し、軽量化。従来の乾電池式からUSB充電式となり、持ち運びに便利なペンケースにはケーブルも収められる。対応機種はiPad mini、第3世代iPad、iPad Air以降。筆圧感知はBluetooth接続(4.0 LE)で行う。
ワコムストア価格は8480円(税別)で、発売は10月3日。
「Bamboo Stylus fineline」は、会議や取材などのメモ書きといったビジネス用途を想定。最大の特徴は1.9ミリというペン先の細さだ。1024レベルの筆圧感知機能と組み合わせ、鉛筆や筆のように太さや濃淡を自在に表現できる。充電はUSB式で、最大約26時間の連続使用が可能だ。対応機種は、iPad mini、第3世代iPad、iPad Air以降。筆圧感知はBluetooth接続(4.0 LE)で行う。
カラーバリエーションも用意し、ブルー、オレンジ、ピンク、グレー、シルバーの5色から選べる(ブルー、オレンジ、ピンクの3色はワコムストア限定)。ワコムストア価格は6480円(税別)で、発売は9月12日。
筆圧感知機能のないシンプルなペン「Bamboo Stylus」は、タブレットに慣れていないユーザーや、細かい操作を快適にしたいユーザー向け。第3世代モデルではペン先の素材がゴムから導電性繊維となり、なめらかさと耐久性がアップしているという。書く/描くだけでなく、スマートフォンやタブレットのナビゲーション操作にも利用できる。カラーはグレー、シルバー、ブルー、オレンジ、ピンク、グリーンの6色。
スタイラスペンだけの「solo」、ボールペン付きの「duo」の2モデルで展開し、ワコムストア価格はそれぞれ1980円(税別)と2980円(税別)。発売は9月12日。
筆圧検知、サイドスイッチでの「消しゴム」「やり直し」機能が利用できる対応アプリは同社の提供するiPad向けノートアプリ「Bamboo Paper」をはじめ、「Sketchbook Pro」やAdobe製アプリなど9月から順次拡大される予定。開発者向けWebサイトを通じてSDKを配布しており、今後も積極的に連携を進める。今年度下期中には、クラウドサービスを使えるSDKも公開予定だ。
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