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CA 150Mbps、WiMAX 2+、プラチナバンド──KDDIのiPhoneは「全部入り」アピール

» 2014年09月12日 19時11分 公開
[ITmedia]

 KDDIの石川雄三専務は9月12日、予約受け付けを始めたiPhone 6/6 Plusについて「キャリアアグリゲーション(CA)、WiMAX 2+、800MHzプラチナバンドと、auは『全部入り』」と、大手3社が発売するiPhone新モデルによる顧客争奪戦でカギになるとみるネットワーク品質をアピールした。

photo 「全部入り」

 国内向けのiPhone 6/6 PlusはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルとも同仕様の端末を販売。新たにTD-LTE方式をサポートしており、KDDIのWiMAX 2+とソフトバンクモバイルの「SoftBank 4G」(AXGP)が対応する。

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 また複数の周波数帯のLTEを同時に使えるようにするCAにも対応。KDDIは今夏にCAによる下り最大150Mbpsを導入しており、9月には1万局を突破。2万局への拡大計画を3カ月前倒しして12月中に達成する見通しだ。

 800MHz帯の人口カバー率(業界統一基準)はこの1年間で2ポイントアップして99%に。LTEで接続し続ける「LTE維持率」も99.5%に向上しているという。

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 定額制の通信プランや端末価格はほぼ3社で横並びになるとみられる。その分ネットワーク品質や付加サービスが顧客アピールのカギになるとみて、KDDIは「全部入り」や修理代金を負担する「auスマートパス」、MNPによる転入者に電子マネー「au WALLET」を1万円チャージするキャンペーンなどで訴求していく。

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