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「フルLTE」にVoLTE──ドコモのiPhone 6は「3つの良さ」アピール

» 2014年09月17日 20時26分 公開
[ITmedia]

 ドコモのiPhone 6は「快適」「速い」「高音質」の3つの良さを体感できる──NTTドコモは9月17日、同社ネットワークの強みを説明した。19日に発売するiPhone 6/6 Plusでは、1.7GHz帯をフルにLTEに使う「フルLTE」により最大45MHz幅を活用、利用者が多い都市部でも快適で高速な通信サービスを利用でき、また今後VoLTEに対応することで高音質な通話が可能になるとしている。

photophoto 「最強のLTEを新iPhoneでも」

 LTE局数は来年3月末までに9万5300局と、1年で4万局増えてFOMAと同じ人口カバー率(現行基準で99%)を達成する見通し。複数の周波数帯を同時使用することで通信を高速化するキャリアアグリゲーション(CA)も今年度内に導入、1〜3月期には下り最大225Mbpsの高速サービスを始める計画だ。ただ、CAは30MHzを確保して「カテゴリー6」による「本格的なCA」を提供。カテゴリー6に対応しないiPhone 6/6 Plusでは利用できない。

 1.7GHz帯(20MHz幅)と1.5GHz帯(15MHz幅)をLTEにフルに割り当てる「フルLTE」に加え、800MHz帯(10MHz幅)、2GHz帯(15MHz幅)と組み合わせることで合計60MHz幅という大容量をアピール。iPhone 6/6 Plusでは全国で2GHz帯と800MHz帯を活用し、さらに人口の多い東名阪では1.7GHz帯をフルに使う「フルLTE1.7G」により、「最強の無線容量」という45MHz幅で快適にアクセスできる上、東名阪では下り最大150Mbpsの高速で利用できるとしている。

 年度内には700MHz帯の運用が開始できるよう準備を進めているという。VoLTEサービスは6月に開始し、5機種で約100万台が対応しているという。iPhone 6/6 Plusでは可能になり次第VoLTEサービスを提供する方針だ。

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