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「人間らしい」リアルなロボット「地平アイこ」 手話でごあいさつ【動画】CEATEC JAPAN 2014

» 2014年10月07日 14時15分 公開
[ITmedia]

 「CEATEC JAPAN 2014」(千葉・幕張メッセ、10月7〜11日」で、東芝は人間の自然な動きを再現したコミュニケーションロボット「地平アイこ」を公開した。手話で案内する様子や表情は人間そっくり。受付窓口の案内係の用途として来年度中の実用化を目指している。

photo 地平アイこさん
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 東芝グループ社員のアイデア提案制度から誕生したというロボット。身長165センチ相当の女性(の上半身)で、新開発の動作アルゴリズムによって43カ所の駆動装置で手や腕が滑らかに動く。肌の質感なども再現され、まばたきなどをする表情はとても人間らしい。開発には芝浦工業大学、湘南工科大学、エーラボ、大阪大学が協力している。

 「言葉や文字だけに頼らない、表情や身振り手振り、存在感を統合した、真に“心に響く”コミュニケーション」を目指しているという。CEATEC会場では音声に加え手話を使って来場者にあいさつしている。


 2020年には音声技術なども組み合わせ、高齢者・認知症患者の話し相手や遠隔カウンセラー、手話ロボット、高齢者見守りロボットなど、福祉・ヘルスケア分野での活用も計画しているという。

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