米Facebookが2月に発表した米WhatsAppの買収が10月6日(現地時間)に完了した。Facebookが米証券取引委員会に提出した文書で明らかにした。
当初160億ドルと発表されていた買収総額は、Facebookの株価上昇を反映し、218億ドルとなった。
WhatsAppの共同創業者でCEOのジャン・コウム氏は、4日付でFacebookの取締役に指名された。同氏の年俸はFacebookのマーク・ザッカーバーグCEOと同様の1ドルになるが、向こう4年間WhatsAppにとどまればFacebookの制限株式を数回に分けて総計2485万3468株(6日の終値で換算すると約19億2800万ドル)受け取る。
WhatsAppは、iOS、Android、Windows Phone、BlackBerryで利用できるメッセージングアプリ。1年目は無料だが、2年目からは年額99セントの使用料が発生する。LINEと同様に、端末のアドレス帳と連係し、電話番号をアカウントとして利用する。4月にアクティブユーザーが5億人を突破した。買収完了後も独立子会社としてサービスを提供していくとしている。
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