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次世代気象衛星「ひまわり8号」打ち上げ成功

» 2014年10月07日 21時23分 公開
[ITmedia]

 次世代の静止気象衛星「ひまわり8号」が11月7日午後、H-IIAロケット25号機で種子島宇宙センターから打ち上げられ、正常に分離したことが確認された。衛星は自力で静止軌道(東経140度・赤道上空約3万5800キロ)へ飛行し、約10日後に静止する見込み。来夏に運用を始める計画だ。

photo ひまわり8号のイメージ=気象庁のWebサイトより

 現在運用中の「ひまわり7号」の後継として、ひまわり8号とひまわり9号(2016年予定)を打ち上げる。それぞれ最先端の「放射計」を搭載し、欧米の次世代衛星に先駆けて運用する。観測バンドが従来の5バンドから16バンドに増え、疑似カラー画像の合成といったさまざまな利用が可能になる上、水平分解能が倍増(可視で1キロ・赤外4キロ→可視で0.5〜1キロ・赤外2キロ)するなど、観測能力も大きく向上している。

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