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「『いいね!』する車」「プログラミング可能な住宅」……総務省の“変な人”プロジェクト、37件が1次選考通過

» 2014年10月20日 18時27分 公開
[ITmedia]
画像 1次選考通過テーマの一部

 総務省は10月20日、IT分野の技術課題に挑戦する独創的な人を募るプロジェクト「異能vation」の1次選考結果を発表した。全710件(617人)の応募のうち37件が通過。今後2次選考を行い、採択案件を10件ほどに絞る。

 1次選考を通過したのは、「『いいね!』する車」「プログラミング可能な住宅」「細胞画像認識を利用した薬効分析支援」「海水中で通信を可能にする磁力波通信技術の研究開発」「コンピューテーショナルフィールドを用いたヒューマンインターフェースの実現」など。ジャンルを超えたさまざまな研究テーマが選ばれている。

 スーパーバイザーによる評価と外部有識者の審査を経て、独創的なちょっと変わったアイデアをメインに選考。各スーパーバイザーが「もう少し突っ込んで内容を見てみたい」「最終採択されるかは分からないが、ちょっと気になる、会って話を聞いてみたい」と考えたテーマも選ばれているという。

 異能vationは、総務省の研究開発支援「若手ICT研究者等育成プログラム」(SCOPE)に新たに設置した枠。革新的な技術やアイデアを持っていながら、社会性が欠けているため研究機関に所属できなかったり、研究費の申請書類をそろえられずにくすぶっている“変な人”を募り、1年間で最大300万円の研究費を支給する。

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