米Microsoftは10月28日(現地時間)、定額制クラウドサービス「Office 365」の幾つかの新たなAPIと、APIを利用してiOSおよびAndroidアプリを開発するためのSDKのリリースを発表した。iOSのSDKは将来的にはAppleのプログラミング言語Swiftをサポートする計画という。
新たなAPIは、メール、ファイル、カレンダー、連絡先データを扱うもの。開発者は、例えばOffice 365のカレンダーと連絡先に接続する旅行予約アプリや、メールとファイルと統合される販売自動化アプリなどを開発できる。こちらのページでサンプルを見ることができる。今後、タスク、Yammer、Office GraphのAPIも公開するとしている。
iOSおよびAndroid向けのSDKは、既存のVisual StudioのSDKを補完し、Office 365向けモバイルアプリの構築をサポートする。iOS SDKは立ち上げ段階ではObjective-Cしか利用できないが、間もなくSwiftをサポートする見込み。
Microsoftはサティア・ナデラCEOの下、「モバイル第一、クラウド第一」を標榜し、OfficeをWindowsだけでなくiOSやAndroidを含む多様な環境で利用できるようにする取り組みを進めている。
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