米Microsoftは5月12日(現地時間)、テキサス州ホーストンで開催のイベント「TechEd North America 2014」において、クラウドプロダクティビティスイート「Office 365」の企業版の新機能を発表した。
新しい暗号化機能が7月初旬から“ローリングアウト”する。この暗号化では、ディスクごとではなく、SharePoint OnlineやOneDrive for Businessに保存するファイルごとに暗号鍵が設定される。ファイルは複数のMicrosoft Azure Storageに分散され、ファイルロケーションマップ自体も暗号化される。
OfficeおよびOWAをインストールしたiOS、Android、Windows端末で、“間もなく”Word、Excel、PowerPoint、OneDrive for Businessで企業のデータに直接アクセスできるようになる。IT管理者はWindows Intuneで、マルチプラットフォームのモバイル端末でのOffice利用についてのポリシーを管理できる。
Office 365 Enterprise E3顧客は6月から、現在Exchangeで利用可能なDLP(Data Loss Prevention)機能を、SharePoint OnlineとOneDrive for Businessに保存されたドキュメントでも利用できるようになる。
信頼性確保に向けたMicrosoftの取り組みを紹介するためのWebページ「Office 365セキュリティセンター」を開設した。
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