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サイバーエージェントとエイベックスが資本・業務提携 定額制音楽サービス開始へ合弁会社

» 2014年11月06日 16時11分 公開
[ITmedia]

 サイバーエージェントは11月6日、エイベックス・グループ・ホールディングス(AGHD)と資本・業務提携することで基本合意したと発表した。定額制音楽配信サービスの立ち上げに向け、両社で合弁会社を設立する。

 新会社はエイベックス傘下のエイベックス・デジタルとサイバーエージェントが出資し、11月下旬に設立予定。資本金と資本準備金の合計は20億円。株主構成は未定だが、両社の持分法適用会社になる予定という。会長にはAGHDの松浦勝人CEOが、社長にはサイバーエージェントの藤田晋社長が就く。

 新会社はストリーミングによる定額制音楽配信サービスを展開する。サイバーエージェントのスマートフォン向けサービスの開発力・運用力と、エイベックスの音楽サービスの展開実績など、両社の強みを持ち寄る。サイバーエージェントはアプリケーション開発・運営に、エイベックスグループは配信楽曲増加に協力する。具体的なサービス詳細は今後明らかにする。

 資本提携では、サイバーエージェントがAGHDの株式を取得する。取得数などは現時点では未定としている。両社の信頼関係強化と合弁会社の事業推進が目的としている。

 エイベックス・デジタルは、LINEとソニー・ミュージックエンタテイメントと共同で、定額制音楽配信サービスの展開に向けた新会社「LINE MUSIC」の設立に参加している。

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