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iPhoneのハイレゾ音源をワイヤレス再生できる「Stellanova」 パイオニア

» 2014年12月09日 19時39分 公開
[ITmedia]

 パイオニアは12月9日、iPhone/iPadや外付けHDDなどに保存したハイレゾ音源データをワイヤレスで再生できるシステム「Stellanova」(ステラノヴァ)を12月下旬に発売すると発表した。新規オープンした直販サイト「Pioneer IT Store」などで購入できる。

 ワイヤレスユニットとUSB DAC内蔵のアンプ、スピーカーのセットで、直販サイト価格は6万9800円(税別)。ワイヤレスユニットなしの2点セットは4万6800円、ワイヤレスユニット単体は2万3000円、アンプ単体は2万9800円。

画像 ブルーのワイヤレスユニットとピンクのアンプの組み合わせ。ワイヤレスユニット・アンプとも4色ラインアップしている

 専用のiOS用アプリ「Wireless Hi-Res Player 〜Stellanova〜」(無料)をインストールしたiPhoneやiPadを使い、ハイレゾ音源(DSD 5.6MHz、PCM 192KHz/24ビット)をワイヤレスで再生できる。iPhone/iPadから無線LAN経由(TCP/IP)で音源データをワイヤレスユニットに送信。ワイヤレスユニットからUSB経由でアンプにデータを送り、アンプがデータをアナログ変換して再生する――という流れだ。

 USBプロトコルをTCP/IPに変換し、ワイヤレスネットワーク経由で高速にデータ送受信する「高速USB仮想化技術」をアプリに搭載し、無線LANでハイレゾ音源データの転送が可能に。ワイヤレスユニットがUSB DAC内のメモリを直接制御する「アシンクロナス転送」も搭載しており、送信側のクロックに影響されないクリアな音が再生できるという。


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 Mac/Windows PCに保存したハイレゾ音源も、無料でダウンロード提供する接続アプリ「Pioneer Wireless Connect」と「Pioneer Stellanova Player」を使えば、iOSと同様にワイヤレス再生が可能だ。

 ワイヤレスユニットはUSB×4ポートを備えており、USB DACアンプに加え、外付けHDDや光ディスクドライブ(ODD)、USBメモリなど複数のUSB機器を接続可能。HDD内のハイレゾ音源の再生やODD内のCD再生・CDリッピングなどを、PCを介さずにiPhone/iPadから行える。

 サイズは、USB DAC アンプが198(幅)×147(奥行き)×33(高さ)ミリ、重さは570グラム、ワイヤレスユニットが198(幅)×149(奥行き)×33(高さ)ミリ、重さは440グラム、スピーカーセットが1台当たり103(幅)×140(奥行き)×205(高さ)ミリ、重さは1.3キロ。

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