帝国データバンクによると、PCパッケージソフトを開発・販売するイーフロンティアが12月12日付けで民事再生法の適用を東京地裁に申し立てた。負債総額は約23億5000万円。
1999年に設立。国産3Dソフト「Shade 3D」や、カナダCorelの「Painter」「CorelDRAW」「PaintShop Pro」、ポーズ作成ソフトの「Poser」、景観作成ソフト「Vue」、自動作曲・伴奏作成ソフト「Band-in-a-Box」など定番ソフトを多く取り扱い、2010年3月期には約40億円の売上高を計上していた。
一方で、事業展開に向け国内外のM&Aを進めていたが、一部子会社を清算したことで、10年度末に約13億円の債務超過に転落。13年7月には事業の一部を関連会社に新規分割し、事業のスリム化を進めたが、14年3月期の売上高は約28億円に落ち込んでいた。
円安による収益低下に加え、「Shade 3D」の開発元は先月、イーフロンティアとの販売代理店契約を解除したことを明らかに。このため資金繰りの見通しが立たなくなり、民事再生法の適用申請となったという。
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