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Facebook、作り話やデマのニュースフィード表示を減らすアルゴリズム変更

» 2015年01月21日 06時03分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Facebookは1月20日(現地時間)、ユーザーが作り話やデマだと報告した投稿のニュースフィードでの表示を減らすアップデートを実施したと発表した。

 作り話やデマ、ミスリードな内容かどうかは、ユーザーからの「報告」の内容と量によってアルゴリズムが自動的に判断する。対象になった投稿は削除されるのではなく、表示ランクが下がり、表示される場合は「この投稿に対しては多くのユーザーが内容が間違っていると報告しています」という但し書きが付く。

 hoax 1 投稿の上に但し書きが付く

 Facebookは最近、投稿の問題報告のオプションをアップデートし、選択肢として「虚偽のニュース記事である」という項目を追加した。同社によると、この項目が選ばれる頻度は他の項目の2.5倍という。

 hoax 2 Facebookページの投稿の問題報告オプション

 なお、パロディニュースサイトの記事のリンク投稿に関しては、ユーザーからの報告は少ないため、ランクが下がることはないという。米Onionや虚構新聞は安泰なようだ。

 同社はニュースフィードにユーザーにとって関連性の高い有用なコンテンツを表示するための機能追加やアルゴリズム変更を頻繁に行っている。4月には“釣り”やスパムの、11月にはあからさまな宣伝の表示ランクを下げるアップデートを実施している。

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