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リクルート、人工知能研究所を設立 世界的権威をアドバイザーに

» 2015年04月15日 12時58分 公開
[ITmedia]

 リクルートホールディングスは4月15日、人工知能(AI)研究所「Recruit Institute of Technology」を設立したと発表した。AI分野の世界的権威をアドバイザーに迎え、各国の企業や研究機関と連携して研究を進める。

 人材・販促領域を中心とした「No.1のマッチングサービス」の実現を目的に掲げ、国内外のグループ各社と連動してグローバルに研究を進める。

 機械学習の権威であるトム・ミッチェル米カーネギーメロン大学教授や、オレン・エチオーニ元ワシントン大教授、デイビット・ブライ米コロンビア大学教授をアドバイザーに迎える。

 設立に先立ち、米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボのコンソーシアム研究所メンバーとして参加し、客員研究員を派遣してビッグデータ分析関連の取り組みを始めたという。米スタンフォード大学にもコンピュータフォーラムのメンバーとして同様に研究員を送り、自然言語処理に関する研究を行う予定だ。

 米国やイスラエルのAI関連企業とも協業も始めており、今後成果は順次報告していく。AI研究人材の採用を積極的に行い、各国の研究機関との共同研究、IoT領域での事業開発にも取り組む。

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