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» 2015年04月27日 13時11分 UPDATE

ニコニコ超会議2015:「NHKだけ映らないアンテナ」で受信料支払い不要に? 「公正で有益なNHKのあり方を議論するきっかけに」

筑波大学視覚メディア研究室が「NHKだけ映らないアンテナ」を出展。実際に受信料免除となるかは今後司法の判断を仰ぐという。

[山崎春奈,ITmedia]

 筑波大学視覚メディア研究室が開発した「NHKだけ映らないアンテナ」が「ニコニコ超会議2015」(4月25〜26日、千葉・幕張メッセ)の「ニコニコ学会」ブースに出展し、「研究してみたマッドネス」部門で大賞を受賞した。実際に受信料の支払いが不要になるかは今後司法の判断を仰ぎたいという。

photo リモコンのボタンを押してもNHKは映らない

 「NHKと契約する・しないを選択する自由を国民に提供する」ことを目的に開発されたアンテナ。「共振型ノッチフィルタ」を使い、関東のNHK Eテレ(26ch:中心周波数551MHz)とNHK総合(27ch:中心周波数557MHz)の中間より少し高い周波数にピークがあるノッチフィルタを作成し、高確率にNHKの2放送を同時に遮断する。

 受信しないための最もシンプルな発想としては「NHKだけ映らないテレビ」となるが、NHKはデジタル放送技術に関する多くの特許を持つため、実際の開発・販売は難しい。「知財権の制約のない古い技術の組み合わせ」でアンテナフィルタを使って受信できない状況を作り出した。

 放送法上は「(日本放送)協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない」(64条)と定められている。このアンテナを使うことで契約義務がなくなるのか、受信料を支払う必要がなくなるのか──は、専門家を交え裁判で検証していくという。

 「脱法行為ではないか」という批判に関しては「むしろ現状こそが違法行為であり、違法状態の低減に寄与できる」「国民にとってより公正で有益なNHKのあり方を本格的に議論するきっかけになることを願う」――と同研究室の掛谷秀樹紀准教授がWebサイトで見解を述べている。

 簡易に取り付けられる着脱タイプのフィルター単体より確実な方法として、マッチング回路とフィルター回路を一体化したアンテナも新たに開発した。

photo 新たに開発したアンテナの一部(左)と従来版のアンテナフィルタ(右)

 フィルター単体は「iranehk」(イラネッチケー)として、関東地上波(7965円・税込)BS版(7587円・税込)ともにAmazon.co.jpで販売中だ。関東広域圏以外に対応した製品も順次開発していく。

photo Amazonで販売している「iranehk」(イラネッチケー)

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