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リクルート、Web系の新卒採用で「30歳以下・既卒」も応募可能に 「面接でスーツ着用禁止」「オンライン面接OK」

» 2015年05月29日 15時39分 公開
[ITmedia]
画像 リクルートホールディングスの新卒Web採用ページより

 「新卒採用を、もっと自由に」――リクルートホールディングスは、2016年新卒採用で、WebエンジニアなどWeb関連職を募集する「Web採用」の応募条件を「30歳以下」に拡大する。「働きたいと思う仕事や企業に出会うのが、みな同じタイミングとは限らない」とし、16年4月に入社できるなら既卒者や就業中の人、フリーターも応募できる。

 リクルートグループの新卒採用は事業各社を主体に行っているが、開発エンジニアやデータ解析、UXデザインなどWeb開発・分析の専門スキルを持った人は、「新卒Web採用」としてリクルートホールディングスが採用し、各事業会社へ配属している。

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 新卒採用では既卒も受け入れていたが、「これまでは大学4年生と修士2年生のみを対象としているように伝わっていることがほとんどだった」と既卒も対象であることを明記し、募集条件も「30歳以下」に改めた。

 採用ページには「面接でのスーツ着用禁止」も明記。他社の選考などの都合がある場合やスーツを好む場合は着用してもよいが、今年の面接時期は真夏になることが予想されるため、暑い中スーツを着なくても構わないとしている。

 また、遠方で来社が難しい場合はオンライン面接でも対応するという。ただ、対面での相性も重視するため、最低1度は来社してもらうという。さらに、手書きの履歴書も不要、入社後の副業も可能――などとしている。

 景気回復に伴い企業の採用意欲が高まっている上、Webエンジニアなど専門的なスキルを持つ人材は慢性的に不足しており、人材確保のための施策の一環とみられる。Web企業では、楽天も1月、エンジニア(開発職)の新卒採用の枠組みを廃止し、新卒・中途を問わない通年採用を開始すると発表している

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