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「こうのとり」ISSとのドッキング完了 油井さんと若田さんが連携 Twitterに報告も

» 2015年08月25日 18時27分 公開
[ITmedia]

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月25日、宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)が、国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングを完了したと発表した。

 24日午後7時29分(日本時間)、ISSに滞在中の油井亀美也(ゆい・きみや)宇宙飛行士が操作するロボットアームがこうのとりのキャプチャに成功。地上の米航空宇宙局(NASA)の管制室では、若田光一宇宙飛行士が通信リーダーを務めた。25日午前2時28分、補給キャリア与圧部の起動が完了し、ISSとの結合を終えた。

 こうのとりのキャプチャに成功した後、油井さんはTwitterに、「皆さん。こうのとり、無事に届きましたよ!人生の中で最も日の丸を誇らしく思った日です!」と投稿。若田さんは「今日のキャプコムのシフトを終えてヒューストンのISS運用管制室から出てきました。こうのとり5号機の運用を支える素晴らしいチームの皆さんと一緒に仕事をさせて戴き、感謝の気持ちで一杯です」とツイートしている。

 JAXAの奥村直樹理事長は「油井宇宙飛行士の正確なロボットアーム操作による『こうのとり』の捕獲、NASAミッションコントロールセンターからの若田宇宙飛行士による的確な通信管制、これらの全てがつながり、ミッション達成という国際的期待に応えることができた」とコメントを発表した。

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