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iPhoneの不要なプリインストールアプリ、「削除できるように」とクックCEO

» 2015年09月16日 06時30分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 iPhoneにプリインストールされているアプリの幾つかが、将来的には削除できるようになるかもしれない──。米Appleのティム・クックCEOが、米BuzzFeedによるインタビューでその可能性に触れた。

 BuzzFeedが9月15日(現地時間)に公開したこのインタビューは、クック氏がニューヨークに滞在中、5番街のApple Storeを訪問するための移動中の車中で、Appleの製品に詳しい編集者、ジョン・パシコウスキ氏が行ったものだ。

 cook 1 ティム・クックCEOはApple Storeをアポなしで突然訪問することがある

 パシコウスキ氏はこのインタビューで9日に発表した新製品についてなどを質問した後、最後に「なぜiOSには、絶対使わないはずなのに削除できないアプリがあるんですか?」と尋ねた。

 cook 2 プリインストールアプリの一部。使わなくても削除できない(画像はiOS 9β)

 これはプリインストールアプリのことだ。Android端末と同様、iOS端末にはAppleがプリインストールした幾つかのアプリがあり、これらは無効化はできるが削除はできず、ストレージを専有する。

 クックCEOは、「これは見た目よりも複雑な問題です。iPhoneの深い部分と連係しているアプリがあり、そうしたアプリを削除すると問題が発生する可能性があります。ただ、連係していないアプリもあるので、そうしたアプリについては、将来的には(削除するための)方法を提供することになるでしょう。みなさんの大切なストレージを無駄に専有したいわけではありません」と答えた。

 恐らく、「カメラ」「メール」「Safari」などは削除できそうにないが、「株価」「iBooks」「Game Center」「Podcast」などは削除できることになりそうだ。

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