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2015年10月27日 12時54分 UPDATE

探査機「カッシーニ」、土星の衛星エンケラドスの海から吹き出す“噴水”に突入へ

土星探査機「カッシーニ」が10月28日、衛星エンケラドスの地下海から吹き出すプリュームに突入し、成分などを詳しく調べる。

[ITmedia]

 米航空宇宙局(NASA)の土星探査機「カッシーニ」は10月28日、衛星エンケラドスの地下海から吹き出すプリューム(噴煙)に突入する。エンケラドスの海には生命の誕生と存在が可能な環境があると期待されており、吹き出す成分を詳細に調べるのが目的だ。

photo プリュームに突入するカッシーニのイメージ=NASAジェット推進研究所の動画より
photo エンケラドスから吹き出すプリューム NASA/JPL

 今回のフライバイでは、エンケラドスに高度50キロまで近づき、南極付近から吹き出しているプリュームを通過する。

 エンケラドスは直径500キロメートルほど。氷の下に海が全球に広がっていることが分かっており、氷の割れ目から海の水などが間欠泉のように吹き出ている。

 カッシーニによるこれまでのプリューム観測で、地球の海底で見られる「熱水噴出孔」と同様の熱水環境がエンケラドスの地下海にもあることが判明。熱水噴出孔は生命の起源として有力視されており、エンケラドスにも生命の存在が期待されている。

photo エンケラドスの構造イメージ。厚さ40キロほどの氷の下に、液体の海が全球に広がっている NASA/JPL-Caltech
photo 10月14日のフライバイではエンケラドスの地表を詳細に観測 NASA/JPL/Space Science Institute

 今回のプリューム通過はエンケラドスまでの距離が最も近く、より大きな分子の取得などで詳細な分析が可能になると期待されている。生命の痕跡を探るのが直接の目的ではないが、エンケラドスの海に生命が存在可能かどうかについて、より深い知識が得られるだろうという。

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