自由民主党は、来年7月の参院選に向け、公認候補をインターネット上で公募する「オープンエントリープロジェクト2016」の受け付けを11月1日にスタートする。最終選考では有権者にネット投票を募り、候補者の選考過程を党内で完結せず、透明性をアピールする。
来年7月時点に被選挙権を持ち、自民党の基本理念に賛同する人であれば、誰でもエントリーできる。応募は公式サイトか郵送で、400字以内の論文の提出が必要。書類審査と面接を行い、最大10人のファイナリストを党内で決定する。
選ばれたファイナリストに対し、来年4月にインターネット投票を実施する。自民党員に限らず、一般の有権者も投票でき、得票数の上位1〜2人程度を比例代表候補者に選出する方針だ。平井卓也選挙対策副委員長は「国政が身近になるチャンス。まずはエントリーをして欲しい」と話す。
茂木敏充選挙対策委員長は、若年層のSNS利用率の高さを指摘。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることを踏まえ、ダーウィンの進化論を引き合いに「ネット普及という環境変化の中で、自民党に新しい風を吹き込む“新たな種”を生み出したい」(茂木委員長)と話している。
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