ITmedia NEWS > ネットの話題 >

アニメ制作のマングローブ、破産手続き開始決定

» 2015年11月11日 12時28分 公開
[ITmedia]

 帝国データバンクによると、「サムライチャンプルー」などを手がけたアニメ制作会社・マングローブ(東京都杉並区)が11月4日に東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。破産申請時の負債は約5億4446万円。

photo マングローブのWebサイト=Internet Archivesより

 2002年設立。サムライチャンプルーなどの自社作品や「神のみぞ知るセカイ」「ハヤテのごとく!」など原作付き作品も多く手がけた。

 2013年10月期には約10億1700万円の収入があったが、競合激化などもあり14年10月期には4億6000万円と半分以下に。今年に入っても回復せず、資金繰りもひっ迫し、自己破産の申し立てを準備していた。

 債権届け出は12月9日まで。来年2月1日に財産状況報告集会が開かれる予定。

 同社が制作を担当していた映画「虐殺器官」は当初11月13日の公開を予定していたが、「制作体制の見直しのため」として延期となるなど、影響も出ている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.