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「iOSを潰せ」「iPhoneなんか使わねぇよ」 Apple初のAndroidアプリが罵倒の対象に?

» 2015年11月11日 15時25分 公開
[大村奈都ITmedia]

 米Appleが9月にリリースした初のAndroidアプリ「Move to iOS」が、Google Playのレビュー欄で猛烈な非難の対象になっているようだ。国内外のMac系ブログなどで話題になっている。

photo Move to iOS

 Appleは9月のiOS 9リリースに合わせ、Google Playで初のAndroidアプリを公開した。といっても、Appleがアプリ事業者として本格的にAndroidアプリ市場に乗り出したわけではない。「Move to iOS」は、AndroidスマートフォンからiOS端末(iPhone/iPad)にデータを転送する“端末移行用アプリ”だ。

 しかし、このアプリに対する評価が“不当”なのではないかと指摘する声が広まっている。レビュー欄には多数の「星1つ」評価が並び、コメントを見ると「やっぱりAppleを恨んでいる仲間がいたw」「Google頑張れ、iOSを潰せ」「iPhoneなんか使わねぇよ」――と、アプリそのものの評価とは関係ない“罵倒”も多く目につく。米ブログメディアの9To5Macなどによると、同アプリは公開から数時間で3000以上、24時間で8000以上の「星1つ」評価を受けたそうだ。

photo レビュー欄は荒れ放題に

 低評価の主な原因は、単に同アプリがApple製というだけでなく、一方向のデータ転送アプリであること、つまりAndroidからiPhoneへの移行を促すAppleの戦略に基づいたアプリだから、ということのようだ。同アプリに対する低すぎる評価は、Androidユーザーの現OSに対する過剰な愛の現れ――なのかもしれない。

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