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AppleのクックCEO、Microsoftの「Surface Book」をディスる

» 2015年11月12日 09時35分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 「Surface Bookは、あまりにも多様な機能を実現させようとしすぎた製品だ。タブレットとノートPCの両方になろうとして、その両方になれていない」──。米Appleのティム・クックCEOが米Microsoftのハイブリッド端末「Surface Book」についてこう語ったと、アイルランドのメディアIndependent.ieが11月11日(現地時間)に報じた。

 これは、同日クック氏がアイルランドのダブリン大学トリニティ・カレッジで行った講演で語られたものという。この講演では、Appleがアイルランドで6000人以上を雇用することなどが語られた。

 cook 1 トリニティ・カレッジで講演するAppleのクックCEO

 同氏はMicrosoftとの関係は「非常に良好」だと言いつつ、Surface Bookについては上記のような辛口のコメントを述べたという。

 ここ数四半期売り上げが落ちているiPadに関しては、「また成長すると信じている」と語った。Appleは同日、新しいハイエンドタブレット「iPad Pro」を発売した。

 クック氏は「私は今では出張でiPad ProとiPhoneだけ携帯している」と語った。

 cook 2 iPad Proを掲げるクック氏

 iPad Proの発売と同時に多数のメディアがiPad Proのレビュー記事を公開している。Apple製品のレビューで定評のあるウォルト・モスバーグ氏は米The Vergeで「グラフィックス関係のユーザーにとっては優れた端末だが、キーボードが素晴らしいとは言えないので、ノートPCに完全に取って代わることはできない」と評した。

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