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2015年11月24日 13時49分 UPDATE

最強将棋ソフトは「Ponanza」に 新生「第1期電王戦」は来春、プロ棋士と対局

最強の将棋ソフトを決める「第3回将棋電王トーナメント」で「Ponanza」が優勝。来年春にプロ棋士と2番勝負が行われる。

[山崎春奈,ITmedia]

 最強のコンピュータ将棋ソフトを決める「第3回将棋電王トーナメント」(主催:ドワンゴ、日本将棋連盟)が11月21〜23日に開かれ「Ponanza」が優勝した。「電王」となったPonanzaは2016年春の「第1期電王戦」に出場し、プロ棋士と2番勝負を行う。

photo 「Ponanza」開発者の山本一成さん(右)と下山晃さん

 過去最多の29ソフトが出場し、3日間にわたり対局が行われた。大本命と呼び声高く、順当に決勝トーナメントに進出した「Ponanza」だが、決勝で2度目の出場となる「nozomi」に苦戦。逆転で優勝を勝ち取った。2位は「nozomi」、3位は「大樹の枝」(旧:Apery)、4位は「超やねうら王」、5位は「技巧」となった。

photo 左から、出村洋介さん(技巧)、大森悠平さん(nozomi)、山本一成さん、下山晃さん(Ponanza)、平岡拓也さん(大樹の枝)、磯崎元洋さん(超やねうら王)

 電王・Ponanzaは来春、ドワンゴが主催する新棋戦「叡王戦」の優勝者と対局する。郷田真隆九段と山崎隆之八段による決勝3番勝負は12月6日から行われる。

 Ponanzaを開発する山本一成さんは「正直、ここまで追い詰められると思っていなかったので勝ててよかった。2年ぶりに『電王』の称号を得られてうれしい。課題はたくさん見えたが、何か1つ直せばいいというものではないのがコンピュータ将棋の難しいところ。『電王戦』はどちらの棋士と当たることになっても光栄なチャンス。やるからには勝ちたい」と意気込みを見せた。

 叡王戦決勝3番勝負の日程、場所は以下の通り。

  • 第1局:12月6日(日)国立科学博物館
  • 第2局:12月13日(日)京都国立博物館
  • 第3局:12月20日(日)陣屋

「第3回将棋電王トーナメント」会場の様子

photo 体育館にずらりと並ぶ機材
photo 会場の片隅では棋士による解説を生放送。山口恵梨子女流初段、千田翔太五段、西尾明六段
photo 常に複数の対局を並行しているので解説者から見た光景はこんな感じ。何面あるのでしょうか……
photo 運営ゾーンにもディスプレイがたくさん。コックピットのようです
photo 将棋盤で検討
photo nozomiの評価値が上昇し、追い込まれたPonanza
photo ニコ生モニタの前もざわめく
photo Ponanzaが逆転。山本さん、大森さん、下山さんが並んで見守る
photo 優勝の瞬間

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