米国のブラックフライデー(今年は11月27日)におけるオンライン小売りの総売上高は前年比14%増の27億2000万ドルと記録を更新した──。米Adobe Systemsが11月27日(現地時間)、Adobe Digital Indexでの調査結果を報告した。
米国では感謝祭(11月の第3木曜日)からホリデーシーズンに入り、感謝祭の翌日から多くの小売店がセールを開始する。この金曜日にはセール目当ての購買者が殺到して黒字になることからブラックフライデー(黒字の金曜日)と呼ばれる。
昨年に続き、モバイルからのオンラインショッピングが伸びたが、タブレットからの売上高は減少した。モバイル端末(スマートフォンおよびタブレット)からの売上高が総売上高に占める割合は、前年比7ポイント増の34%で、スマートフォン単独では22%だった。オンラインショップへの訪問では、モバイルがPCを超えた。モバイルでチェックした後、PCで購入するユーザーがまだ多いものの、モバイルだけでショッピングするユーザーが確実に増加している。
モバイルからの売上高の米AppleのiOSと米GoogleのAndroidの内訳では、iOSが圧倒的に多く、iOSがAndroidの約3倍だった。
ブラックフライデーに最も売れた電子商品のトップ5は、韓国Samsung Electronicsの4Kテレビ、Appleの「iPad Air 2」、米Microsoftの「Xbox One」、Appleの「iPad mini」、ソニーの「プレイステーション 4(PS4)」だった。
米IBMが11月29日に発表した調査結果では、モバイルからの売上高はオンライン全体の36%。トラフィックでみると、モバイルがデスクトップを超えた。
IBMの調査でも、iOSとAndroidの売上高シェアはiOSが圧倒的だった。
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