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「Tokyo Comic Con 2016」初開催へ 発起人のウォズニアック氏「エンタメとテクノロジーの融合を」

» 2015年12月04日 13時46分 公開
[片渕陽平ITmedia]

 来年12月に初めて開催される、漫画やアニメなどポップカルチャーの祭典「Tokyo Comic Con 2016」(東京コミコン、2016年12月3日〜4日、千葉・幕張メッセ)の概要が12月4日に発表された。トークショーや撮影会だけでなく、ロボットやスマートフォンなど、エンターテインメントを伝えるテクノロジー分野に着目した内容になるという。

photo スティーブ・ウォズニアックさん(中央)を囲む三船美佳さん(右)と御伽ねこむさん(左)

 漫画やコスプレ、アニメ、映画などに関連したパネルディスカッションとトークショーのほか、コレクターズアイテムの販売、撮影会・サイン会などを予定。コンテンツ制作テクノロジー分野に注目し、科学技術分野の著名人も参加するという。関連企業のブース出展による先端技術の展示やデモンストレーションも想定している。

 都内で開いた発表会には、米Appleの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアックさんが登場。「米Marvel Comics編集委員のスタン・リーと“楽しいイベントを作ろう”と話したことがきっかけ」と明かし、「ロボット技術などで先進する日本を巻き込み、真のグローバルイベントを目指す」としている。

 「映画スターのサインを求めて列に並ぶように、いまやiPhoneの発売には長蛇の列ができるほど。エンターテインメントとテクノロジーを融合させ、ユーザーが直接触れ合える機会を作りたい」(ウォズニアックさん)。

 開催に先がけ、3月には「Silicon Valley Comic Con 2016」(米カリフォルニア州・サンノゼ)を開催する。

 発表会の後半には、三船美佳さんが映画「スター・ウォーズ」のアミダラ女王を意識した着物姿で登場。「今の時代、コミックは日本が世界に誇れる武器。IT分野の発展で、漫画やアニメがさらに羽ばたくことに期待したい」(三船さん)。

 コスプレイヤーの御伽ねこむさんは、近未来を想起させるコスチュームを披露し、「海外のポップなイベントが日本に上陸するのは楽しみ」と期待を寄せた。

 「Apple Iを生み出した当時は、PCで動画編集ができる時代が来るとは思わなかった。音声認識や自動運転、家庭用ロボットなど、成長が見込まれるテクノロジーを発信していきたい」(ウォズニアックさん)

photo 映画「スター・ウォーズ」のパルパティーン最高議長を演じたイアン・マクダーミドさん(左)、ダース・モール役のレイ・パークさん(右)も登場

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