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2015年12月18日 17時30分 UPDATE

Kickstarterで目標達成後プロジェクト停止された「Listnr」、Cerevoブランドで発売へ (1/2)

Kickstarterで資金調達を達成したものの、運営側によってプロジェクトを停止されていたリスニングデバイス「Listnr」の製品化が決定した。開発主体を変更し、Cerevoブランドの製品として発売する。

[山崎春奈,ITmedia]

 Cerevoは12月18日、米クラウドファンディングサイトKickstarterで目標達成後にプロジェクト停止処分を受けていたリスニングデバイス「Listnr」の開発を引き継ぎ、自社ブランドで発売すると発表した。価格や発売日、機能の詳細は追って発表するという。家電見本市「2016 International CES」(2016年1月6〜9日、米ラスベガス)への出展に向け、現在はティーザーサイトを公開している。

photo Listnr ティーザーサイト

 「Listnr」は、スタートアップ企業のInterphenomとCerevo、パナソニックが共同開発していた製品。周囲約5〜6メートルから集めた音声をトリガーに、家電操作やアプリ通知を行う“聞くデバイス”だ。クラウドサーバ上での音声解析エンジンも活用し、乳児の声から感情を分析する機能も備えている。

 今年1月にKickstarterでクラウドファンディングを開始し、目標の5万ドルを上回る約6万3000ドルを集めたが、日本時間3月7日に運営側から「Kickstarterの規約と精神に強く抵触している」としてプロジェクトの停止処分を受けた。Kickstarterに理由を求めても「ポリシーにより回答できない」という返答にとどまり、この方法での資金調達は断念。独自の製品化の道を探っていた。

photo 停止されたKickstarterのプロジェクトページ

 製品は今後、プロトタイプのコンセプトやパナソニックとの技術提携関係は変えずに、Cerevoブランドで開発・発売する。Interphenomは解散し、同社共同創業者の江原理恵さんは外部アドバイザーとして製品化に関わるという。

「製品化を進めるのは自然な決断」

 Cerevoの岩佐琢磨代表は、プロジェクトを自社で引き継ぐ理由として「製品開発を迅速に進めることを優先した結果。スタートアップが再び資金を集める難しさや、自社がすでにハードウェア開発から流通、ユーザーサポート、販売までを一貫して行える体制やノウハウを持っていることなどを踏まえて決めた」と話す。

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