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2016年01月27日 17時27分 UPDATE

噴き上がる水柱で電波を送受信 三菱電機、海水アンテナ「シーエアリアル」開発

海水の水柱をアンテナとして活用する「シーエアリアル」を三菱電機が開発した。

[ITmedia]

 三菱電機は1月27日、電流を通す海水を空中に噴出し、水柱をアンテナに利用する「シーエアリアル」を開発したと発表した。海岸や海上など、海水があれば設置できる。

photo 海水アンテナ「シーエアリアル」

 海水中には電流を流さず、アンテナの送受信部だけに電流を流す給電構造を開発。金属と比べて導電性が低い海水でもアンテナの放射部になるよう、十分な水柱の太さをシミュレーションで算出し、電力のロスが少ない実用レベルの効率を実現した。

 世界初となる、海水アンテナによる地上デジタルテレビ放送受信実験も行い、画像を映し出せることを確認したという。

photo 金属と海水の電流の流れ方の違い

 アンテナは、ポンプと給電構造だけで構成し、海水があればどこにでも大型のアンテナを設置できる。装置自体がコンパクトなため、船などで移動も可能だ。

 今後は従来の低周波用大型アンテナの置き換えや、コンパクトさを生かした新事業の展開を検討していく。

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