古河電池は12月10日、非常時に水を注ぐだけで発電するマグネシウム空気電池「MgBOX slim」を発表した。自治体や企業・団体に限らず、一般家庭向けにも販売する。価格は未定だが、2月下旬の出荷開始までに発表するという。
「MgBOX」は凸版印刷と共同開発した非常用電池。新製品は一般家庭向けとして従来製品から小型化した。
負極に難燃性マグネシウム、正極に空気中の酸素を利用し、パッケージに水道水や海水を入れるだけで発電するのが特徴だ。最大電気量は200ワット時、発電時間は最大5日間。USBタイプの出力端子を1個備え、スマートフォンを最大20回ほど充電できるという。長期保存が可能で、防災備蓄用途を想定している。
使い捨て電池として、簡単に廃棄できるよう紙製の容器を採用した。サイズは210(幅)×110(奥行き)×220(高さ)ミリ、重量は約1キロ(注水後は約2.5キロ)。
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