週末は南岸低気圧の影響で、関東は冷たい雨や雪の予想。今のところ、雪は山沿いが中心ですが、平野部でも雪になる可能性あり。雪は降るのか、積もるのか、最新の情報をお伝えします。
またしても関東に雪を降らせる「南岸低気圧」がやって来ます。先週18日は、低気圧が急速に発達しながら関東の南岸を通過。関東の広い範囲で雪となり、都心など平野部でも雪が積もるなど、交通機関は大混乱に。
23日は大寒波の中、南岸低気圧が通りましたが、雪や雨が降ったのはごく一部で、降水量も少なく、ぱらぱら、ちらちら程度でした。同じ南岸低気圧でも雪が積もったり、雨すら降らなかったり、さまざまです。さて、今回の南岸低気圧により、雪は降るのかどうか、最新の情報をお伝えします。
雨具が必要となるのは29日から。今のところ、平野部では昼ごろから雨の降りだす所が多いでしょう。これより雨の時間が早くなり、まだ気温の低い時間に降り出すと、雪になる所も出てきそうです。
ただ、降り始めは量が少ないため、雪として降ってもちらつくくらいで、降り始めからどんどん積もる可能性は低いです。
30日は、気温の場としては高くなっていくため、南部では多くの所で「雨」が予想されています。ただ、降水量が多いのがポイントで、本降りの雨が続く見込みです。平年の1月ひと月分の雨が降るような所も予想されており、1月としては雨の量が多くなるでしょう。
沿岸部を中心に風が強まることも予想され、レインコートやレインブーツが役立ちそうです。なお、地上の気温が高くても、雨の降り方が強まることにより、上空の寒気を引き込んで雪になることがあります。
最新の予報では、平野部でも北部の宇都宮などは雪になる時間もありそうです。万が一、雪のまま降り続くと、降水量が多いだけにまとまった雪となる可能性もあるため、注意が必要です。
31日も冷たい雨や雪が残るでしょう。都心(千代田区)も雪マークになっています。これは、30日よりも上空の気温が下がるためで、雪になっても今のところ比較的短い時間でやむ予想です。
南岸低気圧の発達具合や進路によっては、雨や雪の降り出す時間、降り方などの予想が変わる可能性があります。ちょっとした気温や湿度の違いで雨になったり雪になったりしますので、今後も必ず最新の気象情報を確認してください。
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