ITmedia NEWS > セキュリティ >
セキュリティ・ホットトピックス

江崎グリコのECサイトに不正アクセス 個人情報8万3000件流出か

» 2016年03月07日 12時48分 公開
[ITmedia]

 江崎グリコは3月7日、ECサイト「グリコネットショップ」が不正アクセスを受け、一部クレジットカード情報を含む個人情報約8万3000件が流出した可能性があると発表した。

photo 「グリコネットショップ」は現在利用を停止している

 不正アクセスを受けたのは、菓子や飲料、粉ミルクなどを販売する「グリコネットショップ」。化粧品や健康食品を扱う「グリコダイレクトショップ」や「スマイルビスコ」は対象外となる。

 2012年10月12日〜16年2月3日に利用したユーザーの住所、氏名、電話番号などの個人情報8万3194件が流出した可能性があり、うち4万3744件にはクレジットカード情報が含まれる。カード情報にはセキュリティコードは含まれない。

 対象となるユーザーにはお知らせとお詫びをダイレクトメールで発送済み。流出の可能性があるクレジットカード番号情報はカード会社に提供しており、取引のモニタリングを継続して実施し、不正利用の防止に努めるという。

 EC販売はシステムの安全性を確認した上で再開する予定。一層のセキュリティ、監視体制強化を図るとしている。

 1月29日にクレジットカード会社からカード情報流出懸念の連絡を受け、同日に同サイトのカード決済を停止。第3者機関「Payment Card Forensics」による調査を2月1日に始め、29日に最終調査報告書を受領したという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.