米Microsoftは3月8日(現地時間)、オープンソースの統合開発環境(IDE)「Eclipse」プロジェクトを運営する非営利団体Eclipse Foundationのメンバーになったと発表した。
EclipseはIBMが開発したIDE。IBMが2001年にオープンソース化し、2004年にEclipse Foundationを立ち上げた。
Microsoftのメンバーシップの種類は「Solutions Member」。中心メンバーの「Strategic Member」としてはIBMの他、GoogleやOracleなど13社が参加している。Solutions Memberは、Cisco Systems、Dell、GitHub、Intelなど100社以上。
MicrosoftはこれまでもEclipseと自社技術の相互運用のための取り組みを行ってきたが、Eclipse Foundationに参加することにより、Eclipseのコミュニティーとさらに密接に協力し、優れたツールやサービスを提供し、同社のクラウドサービス、SDK、ツールを改善していくとしている。
同社はまた、Visual Studioの「Team Explorer Everywhere」のEclipse向けプラグインのオープンソース化や「Azure IoT Suite」によるIoT(モノのインターネット)ゲートウェイ向けフレームワーク「Kura」のサポート、「Azure Java Dev Center」の刷新などを発表した。
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