米Appleは3月21日(現地時間)、iPhoneを解体するリサイクルロボット「Liam」を発表した。同社のリサイクルプロジェクト「Renew」の一環として、自社内で開発したという。
Liamは、不要になったiPhoneを解体し、部品を検出して再利用できる部品とそれ以外を分離する。バッテリーのコバルトとリチウムを、カメラから金と銅を、メインロジックボードから銀とプラチナをそれぞれ抽出する。
Liamはこうした作業を自動で行い、年間120万台以上の端末を分解できるという。
Appleは10年以上前から製品の無料リサイクルサービスを提供している。
同社の環境への取り組み担当副社長、リサ・ジャクソン氏は製品発表イベントで、2年前に掲げた100%再生可能エネルギー使用という同社の目標について語り、現在93%になったと説明した。米国と中国を含む23カ国では100%を達成したという(日本では未達)。
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