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“10分飛び回れる”謎のホバーボード「Flyboard Air」、最高時速は150キロ

» 2016年04月12日 13時56分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 水圧で水上を浮遊できる「フライボード」を手掛ける仏Zapata Racingは4月9日(現地時間)、開発中の「Flyboard Air」の動画を公式YouTubeチャンネルで公開した。これまでの製品と異なり、推進力は水圧ではなく、ジェットエンジンのようだ。

 air 1 Flyboard Airで空中を飛ぶフランキー・ザパタCEO
 air 3

 動画は、Flyboard Airを装着したザパタ氏が離陸し、飛び回って着陸する様子を2台のカメラで撮影したものという。

 動画の説明によると、最高速度は時速150キロで、10分間は飛行できる。同社はこのエンジンに4年以上をかけたとしている。動画を見ると、背中に背負った装置とボードがチューブで接続されており、手に持ったツールで推進力を調整しているようだ。水面に近づくと水煙が上がる。

 air 2 飛行実験に臨むザパタ氏

 ザパタ氏は元プロジェットスキー選手で、世界チャンピオンのタイトルを持つ。1998年にZapata Racingを立ち上げ、これまでにフライボードやジェットパックなどの水上スポーツ用品を開発してきた。

 同社はYouTubeで公開した動画とは別に、「あの動画が偽物だと思っている人のために」Facebookで別の動画を公開している。

For those who think the Flyboard Air is a fake..... A normal training day @ ZR ....󾌩󾌳󾟭 Stay tuned this week end we break a record 󾭞🏻󾭞🏻

ZAPATA RACINGさんの投稿 2016年4月11日

 同社は引き続きテストを続けるとしている。


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