水圧で水上を浮遊できる「フライボード」を手掛ける仏Zapata Racingは4月9日(現地時間)、開発中の「Flyboard Air」の動画を公式YouTubeチャンネルで公開した。これまでの製品と異なり、推進力は水圧ではなく、ジェットエンジンのようだ。
動画は、Flyboard Airを装着したザパタ氏が離陸し、飛び回って着陸する様子を2台のカメラで撮影したものという。
動画の説明によると、最高速度は時速150キロで、10分間は飛行できる。同社はこのエンジンに4年以上をかけたとしている。動画を見ると、背中に背負った装置とボードがチューブで接続されており、手に持ったツールで推進力を調整しているようだ。水面に近づくと水煙が上がる。
ザパタ氏は元プロジェットスキー選手で、世界チャンピオンのタイトルを持つ。1998年にZapata Racingを立ち上げ、これまでにフライボードやジェットパックなどの水上スポーツ用品を開発してきた。
同社はYouTubeで公開した動画とは別に、「あの動画が偽物だと思っている人のために」Facebookで別の動画を公開している。
For those who think the Flyboard Air is a fake..... A normal training day @ ZR .... Stay tuned this week end we break a record 🏻🏻
ZAPATA RACINGさんの投稿 2016年4月11日
同社は引き続きテストを続けるとしている。
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