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2016年04月13日 11時29分 UPDATE

Facebookの開発者会議「F8 2016」(Day 1)基調講演まとめ

Facebookの年次開発者会議「F8」の初日の基調講演で発表された主な内容をまとめた。

[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Facebookは4月12日(現地時間)、サンフランシスコで年次開発者会議「F8」を開催した。本稿では、初日の基調講演で発表された一般ユーザーにも関係する主な項目を紹介する。

 f8 1 F8の基調講演に登壇したマーク・ザッカーバーグCEO

 同社のマーク・ザッカーバーグCEOは基調講演のオープニングで、向こう10年間の技術開発のロードマップと、世界へのビジョンについて語った。

 f8 2 向こう10年間のロードマップ

 同社の目標は「世界をつなげる」こと。そのためにInternet.orgのプロジェクトで「Connectivity」に取り組み、「AI(人工知能)」で人々のコミュニケーションをサポートし、「VR/AR(仮想現実/拡張現実)」でコミュニケーションのユーザーインタフェースを改善していくという。VR/ARについては、複数のユーザーでVR空間を共有できるようになり、体験するためのツールは普通のメガネくらいのサイズになり、AR機能で、例えば受け取った写真画像を現実の空間で開いたり拡大して見たりできるようになると説明した。

 f8 3 VR/ARの未来を語るザッカーバーグCEO

 発表された主な新機能などは以下の通り。

Facebookメッセンジャーで稼働するボット「Bots for Messenger」

 LINEやMicrosoftに続き、メッセンジャー(Facebookメッセンジャー)でユーザーと会話するボットを開発するためのツールを無償で公開した。企業ユーザーは、自社製品情報や配送通知の自動送信、顧客の問い合わせへのリアルタイムな自動応答などにボットを活用できる。「Messenger Send/Receive API」を使えば、テキストだけでなく、画像やユーザーが操作できるボタンなどの付いたカード状のメッセージを送信できる。

 f8 4 Bots for Messengerをデモするメッセージング製品担当副社長、デビッド・マーカス氏

 Bots for Messengerについての詳細記事はこちら

360度動画撮影システム「Facebook Surround 360」

 「Facebook Surround 360」は、自社で開発した360度撮影可能な3Dビデオカメラ。17台のカメラを搭載し、これらのカメラで撮影した動画をなめらかにつなげる技術も開発した。カメラのデザイン用仕様とポストプロダクションツールは、今夏GitHubで公開される予定だ。

 f5

 このカメラについての詳細記事はこちら

引用付きシェア機能

 アプリやWebサイトの一部を引用してFacebookの友達とシェアできる機能。詳細はこちら

後で読む機能「保存ボタン」

 Facebook外の気になる記事や動画を後で読む(見る)ためのリスト「保存済みリスト」をFacebook内に作れるようになる。Facebookのパートナーのサービス上に1タップ(クリック)でコンテンツをこのリストに保存するための「保存ボタン」が表示されるようになる。立ち上げ段階で、日本のメルカリと楽天も参加している。詳細はこちら

「Live API」の公開

 1月から一般ユーザーも使えるようになっている「ライブ動画」をシェアする方法を開発するための「Live API」を公開した。詳細はこちら

プロフィール作成キット

 「プロフィール作成キット」は、ユーザーが外部アプリを利用してオリジナルのプロフィール動画を作成するツール。その開発者向けの提供が開始された。詳細はこちら

アカウント・キット

 アプリやWebサービスに、ユーザーが電話番号あるいはメールアドレスだけでログインできるようにする開発者向けキット。開発者はこれにより、サインアップの敷居を低くできる。Facebookアカウントでサインアプできるようにする機能の電話番号・メールアドレス版だ。詳細はこちら

 1時間以上ある基調講演の録画はこちらで視聴できる。

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