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Microsoft、企業向けIFTTT的サービス「Microsoft Flow」をプレビュー公開 「PowerApps」をパブリックプレビューに

» 2016年04月30日 07時31分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Microsoftは4月29日(現地時間)、「IFTTT」のようなWebサービス連係Webサービス「Microsoft Flow」のプレビュー版を公開したと発表した。まだ日本語のページはないが、企業ユーザーはこちらからサインアップできる。

 flow 1 Microsoft Flowのサインアップページ

 Microsoft Flowは、アプリやサービスをまたぐワークフローを自動化し、「Flow」としてツール化して利用できるサービス。あるアプリに動きがあったら別のアプリでプッシュ通知を送ったり、アプリ間でファイルを同期させたり、あるアプリのデータをデータベースに保存するといった作業を自動化できる。

 既に多数のテンプレートが公開されている。例えば、以下のようなものだ。

  • 受信メールの添付ファイルをSharePointの文書ライブラリに保存する
  • キーワードを含む公開ツイートをOneDrive上のCSVファイルに保存する
  • 重要な顧客からメールが来たらSMSでプッシュ通知する
  • 提携企業と共有設定してあるDropboxフォルダに新しいファイルが保存されたらプッシュ通知し、SharePointにバックアップする
 flow 2 キーワードを含む公開ツイートの活用例

 Microsoftのサービスだけでなく、DropboxやGoogleドライブ、GitHub、Salesforceなどサードパーティーのサービスも連係できる。

 flow 3 連係できるサービスの一部

 Flowはプログラミングの知識がなくても、ツールを使って簡単に作れる。公開されているテンプレートを応用することもできる。

 flow 4 テンプレートから新しいFlowを作る

 Microsoftは同日、2015年11月に招待制でプレビュー公開したアプリ開発ツール「PowerApps」をパブリックプレビューに切り替えた。

 PowerAppsは、企業がオンプレミスなアプリを開発するためのWebサービス。Microsoft Flowと統合され、クラウドサービスを利用するアプリをプログラミングの知識なしに開発し、社内で公開できるというものだ。


 PowerAppsの詳細はこちら

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