Uber、京丹後市で「自家用車タクシー」提供開始 過疎地の新たな交通手段に
配車アプリ「Uber」を展開するUber Japanは5月26日、同社のシステムを活用した有料配車サービス「ささえ合い交通」を京都府京丹後市で始めると発表した。過疎化・高齢化が進むエリアで、交通の利便性向上を目指す。
専用アプリからスマートフォンのGPSで現在地を取得し、付近の登録ドライバーに配車を依頼できるサービス。連携するNPO「気張る! ふるさと丹後町」によると、同市では2012年から住民のニーズに合わせて運行するデマンドバスを運行してきたが、事前予約必須、乗車できる曜日や地域に限りがある――などの理由から、さらなる地域交通の充実を望む声が上がっていたという。Uberのシステムを活用し、市内のどこにでも移動したい時に利用できる運行代制を整える。
運転手はNPOが主体となって募集。地元の一般人から、二種免許の取得など法定要件を満たした18人を選んだという。公共交通機関と違い、ルートや営業日の制限がなく、持続可能な運行方法の確立を目指す。
Uberは世界450都市以上で展開しているが、日本では一般のドライバーが自家用車で送迎するサービスは、無許可の「白タク」行為にあたる。15年に福岡市で同社が行ったライドシェアの実証実験は、国土交通省の中止指導があり中止した(関連記事)。担当者によると、「福岡市のケースとは異なり、交通空白地におけるニーズに応えるサービスとして法定要件を満たし、認可を受けている」という。
地元の住民以外に、外国人観光客の利用も想定。45の言語に対応し、クレジットカードによる決済機能を備える――などのアプリの特徴を生かす。「初日から、シンガポールの観光客がUberを利用した。地方創生のメリットもある」(担当者)。
今後、過疎化・高齢化の同様の課題に直面する自治体と協力し、各地でサービスの展開を模索していくという。
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