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三菱UFJ銀、独自の仮想通貨を一般向けに発行か

» 2016年06月10日 13時02分 公開
[ITmedia]

 三菱東京UFJ銀行が、独自の仮想通貨「MUFGコイン」を来秋から一般ユーザー向けに発行すると、6月10日付けの朝日新聞デジタルが伝えた。

 報道によるとMUFGコインは、1コイン=1円(固定レート)で交換でき、スマートフォンアプリを使ってユーザー同士でわずかな手数料でやりとりできるという。割り勘などでの利用を想定しているほか、コインを取り込んだスマホをかざせば現金を引き出せる新型ATMの開発も進めているという。

 コインの管理には、分散型台帳技術「ブロックチューン」を採用するという。取引記録や資産登録簿などのデータを、分散型(P2P)ネットワークの参加者で安全に共有・管理できる技術だ。「中本哲史」氏がビットコインの取引台帳向けに考案したものだが、さまざまな金融サービスを安全かつ低コストで構築できるとして注目が集まっている。

 ユーザー同士の割り勘などに使える国内の送金サービスには、「LINE Pay」がある。LINEと連携したプリペイド式の決済サービスで、ユーザー間で送金しあえるほか、国内外のJCB加盟店での決済などに使える。

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