経済産業省は、公共施設などの場所を表す「案内用図記号」(ピクトグラム)の国内規格の改定検討を7月7日に始める。来夏をめどに、外国人観光客向けの新しい記号を追加する予定としている。
日本工業規格(JIS)原案作成委員会を7日に開き、「海外発行カード対応ATM」「無線LAN」「祈祷室」など新しい記号の追加を検討する。既存の記号についても、「病院」や「切符売り場」など、国内規格と国際規格で大きく差があり、外国人観光客が分かりにくいものは変更を検討する。
外国人向け記号をめぐっては、国土地理院が1月に地図記号に関する調査報告書を公表。訪日外国人向けアンケートで寄せられた「温泉マークは温かい飲み物と混同する」、「寺院のマーク『卍』はナチス・ドイツを連想する」などの意見を踏まえ、外国人観光客が必要とする18の施設について推奨する記号をまとめている。
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