Kindle Unlimited未参加の集英社だが、実はジャンプの作品で読めるものがけっこうあるのはご存知だろうか。週刊少年ジャンプで連載され、シリーズが完結しており全巻をUnlimitedで読める作品をピックアップしてみた。1969年に週刊化された少年ジャンプの、20世紀の連載作品、14シリーズ全186冊だ。
Kindle Unlimitedに加入していればこれらを無制限で読み進んでいけるのはなかなかすごいのではないだろうか。
この作品のなかには、ほかのコミックリーダーサービス、アプリで読めるものもある。マンガ図書館Zのように、漫画家に直接還元する方式をとっているところもあるので、Kindle Unlimited以外に読み歩いてみるのもいいのでは。マンガ図書館Zの年代別リストはなかなかの宝庫だ。
ではKindle Unlimitedでたどる週刊少年ジャンプの歴史、まずは1970年代から行ってみよう。ちなみに、山止たつひこ名義で始まった「こちら葛飾区亀有公園前派出所」は1976年から。いまだに続いていてしかも最新テクノロジーへのキャッチアップ度は漫画界随一なのだからすごい。
当時のSF映画「ミクロの決死圏」の体内探検をうんこネタにからめてギャグにした、トイレット博士うんこ研究所をめぐる、赤塚不二夫直系ギャグ。途中から人情モノに路線変更しているのがおもしろい。
土佐からやってきた「サムライ」投手・番場蛮の、V6連覇中の川上巨人軍での活躍を描く、巨人の星に次ぐ、梶原一騎原作の野球スポ根。アニメしか見ていない人はこのラストまで読んでその違いを確認すべし。
一流の料理人を目指す味平の成長を描く、料理対決マンガの元祖。客のリピート率を高めるために麻薬を入れた「ブラックカレー」のエピソードはあまりにも有名。最近、中国でアヘンの材料入り料理が登場し、現実が後追いをしたことも話題になった。
江口寿史のデビュー作。千葉にまだ球団がなかった時代、流山を舞台とした千葉パイレーツを描いたコメディー。あの洗練されたスタイルが1970年代に完成されていたという事実に驚愕。
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