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東京、台風一過で厳しい残暑 最高気温は33度に

» 2016年08月31日 09時26分 公開
[日本気象協会 tenki.jp(http://www.tenki.jp/)]
Tenki.jp

 8月31日朝の東京は台風一過の青空が広がっています。東京の最高気温は33度の予想です。8月の最終日は残暑が厳しくなりそうです。

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東北から九州 厳しい残暑

 本州付近は乾いた空気が流れ込み、東北から九州、沖縄にかけて晴れるでしょう。台風一過とあって、ちりやほこりのない秋のような青空の広がる所が多くなりそうです。日中の日差しは強烈ですから、紫外線対策は万全になさってお出かけください。

 北海道の雨は朝までで、日中は日本海側を中心に次第に晴れてくるでしょう。ただ、東北や北海道には台風の爪痕が残っています。記録的な大雨となり、川が増水している所もあります。地盤がゆるみ土砂災害が発生しやすい所もありますので、危険な所には近づかないようにしてください。

 日中の最高気温は30度を超える所が多いでしょう。青森30度、東京や長野、金沢は33度が予想されています。きのうに比べると長野や金沢は10度くらい高くなるでしょう。残暑が厳しくなり、気温の変動が大きくなりそうです。大阪や福岡は32度、高松33度と、近畿から西も残暑が続くでしょう。8月の最終日は夏らしい暑さで締めくくられそうです。

十勝 札内川ではん濫が発生

 台風10号から変わった温帯低気圧は、日本海を北西に進んでいます。北海道から低気圧は遠ざかりましたが、北海道にはまだ湿った空気が流れ込み、十勝地方を中心に雨が降っています。

 北海道を縦に走る山脈の東側で雨雲が発達し、これまでにないような猛烈な雨が降るなど、十勝地方や上川地方を中心に大雨になりました。十勝地方のぬかびら温泉郷では午前8時までの72時間降水量が339ミリとなり、1976年の統計開始以来、一位の記録を更新しました。

 十勝地方を流れる札内川では帯広市中島地区付近で「はん濫」が発生していますので、市町村からの避難情報を確認するとともに安全確保を務めてください。十勝川でもはん濫の危険度が高まっています。堤防の決壊などによるはん濫により、浸水する恐れがありますので適切な防災行動をとる必要があります。

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