「児童ポルノと疑われる動画を配信している」と人権団体から名指しで指摘を受けたDMMは9月7日、18歳未満が出演する「イメージビデオ」の配信を同日までに停止したと発表した。18歳未満が出演するアダルトビデオ(AV)は「従来から一切扱っていない」と説明している。
人権団体のヒューマンライツ・ナウが5日、国内の児童ポルノ販売状況を調査した報告書で、DMMについて「児童ポルノと疑われる作品を配信している」と、具体的な作品名をあげて指摘した。
DMMは7日の発表で、AVについては「従来から18歳未満が出演する作品は一切取り扱わっていない」とコメント。一方、アイドルやタレントなどを被写体としたAVではない紹介映像「イメージビデオ」は、同社独自の倫理基準に合格したものは、18歳未満が出演する商品も扱っていたという。
同社は「昨今の業界全体の流れを受けてイメージビデオ取扱い基準を見直し、18歳未満が出演する商品は、性的な描写がない場合でも取扱いの停止を独自に進めている最中」だっと説明。そんな中「偶然このような形で当社が取り上げられたので、取り組みの進行を急きょ早める」形で、9月7日から、18歳未満が出演するイメージビデオの取扱いをすべて停止したという。
同社は「問題の根絶さらには業界全体の健全化を目指し、販売店として対応を引き続き行う」としている。
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