米Appleは9月13日に公開した「iOS 10」「iOS 10.0.1」で、複数の脆弱性に対処したことを明らかにした。また、OS X 10.11.5(El Capitan)向けの「Xcode 8」と、Apple Watch向けの「watchOS 3」も同日公開して脆弱性を修正した。
この日はまずiOS 10が公開され、直後に10.0.1が公開された。報道によると、iOS 10をインストールする過程で一部ユーザーに問題が発生したため、10.0.1に更新されたという。
iOS 10/10.0.1はiPhone 5以降、iPad第4世代以降、iPod touch第6世代以降が対象となる。Appleのセキュリティ情報によれば、脆弱性は7件が修正され、このうちiOSのアップデートの過程でユーザーの通信が適切に保護されていなかった問題では、ソフトウェアアップデートの配信にHTTPSを導入した。
この他にも位置情報サービス、キーボード、メール、メッセンジャー、印刷機能、サンドボックスプロファイルの脆弱性が修正されている。
watchOS 3ではiOSと共通する位置情報サービスの脆弱性に対処。Xcode 8では、任意のコード実行に利用される恐れのある2件の脆弱性を修正した。
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