米Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは9月21日(現地時間)、妻のプリシラ・チャン氏と共に設立したChan Zuckerberg Initiativeとして、今世紀中にすべての病気の治療を可能にするために向こう10年間で30億ドル(約3000億円)を投資し、科学者やエンジニアを支援すると発表した。
ザッカーバーグ氏は自身のFacebookノートで、「数年にわたってトップレベルの科学者や健康問題のエキスパートの話を聴き、資料を研究した結果、われわれは自分たちの子どもたちが生きている間に、すべての疾病を予防、治療、管理できるようになると楽観視するにいたった」と語る。
まずは、現在主な死因となっている疾病である心臓病、がん、感染症、神経性疾患の対策に取り組むという。このプロジェクト(ザッカーバーグ氏はイベントで「プラン」と呼んだ)の一環として、スタンフォード大学、カリフォルニア大学バークリー校、カリフォルニア大学サンフランシスコ校と協力するプログラム「Biohub」を立ち上げる。
発表イベントには、ビル&メリンダ・ゲイツ財団としてポリオやエイズ対策に尽力している米Microsoftの共同創業者、ビル・ゲイツ氏も登壇し、このプランへの賛意を示した。
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