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Google、一連のクラウドサービスを「Google Cloud」という総称に

» 2016年09月30日 07時00分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleは9月29日(現地時間)、「Google Apps for Work」「Google Cloud Platform」など、一連のクラウドサービスを総合して「Google Cloud」と名付けたと発表した。また、Google Apps for Workの名称を「G Suite」に変更し、多数の新機能を追加した(関連記事)。

 2015年に同社ビジネス部門の責任者に就任した米VMware共同創業者のダイアン・グリーン上級副社長は公式ブログで、Google Cloudを「顧客にデジタルワールドでの簡単で最高の作業環境を提供する製品、技術、サービスの幅広いポートフォリオ」と定義した。

 Google Cloudには、上記製品に加え、機械学習ツールとAPI、企業向けマップAPI、Android端末、Chromebookなど、企業がGoogleのクラウドサービスを使うための技術やハードウェアも含まれる。

 cloud 1

 また、カスタマーサービスも強化する。顧客がGoogle Cloudのサービスを導入・展開する各段階で、Googleの専門エンジニアがサポートする。

 さらに、Google Cloud Platformの新たな8つのリージョン(インドのムンバイ、シンガポール、オーストラリアのシドニー、米国の北バージニア、ブラジルのサンパウロ、英ロンドン、フィンランド、独フランクフルト)の開設を発表した。2017年にはさらにリージョンを増やしていく計画という。

 cloud 2 Google Cloud Platformのリージョン

 同社によると、Google Cloud Platformを顧客のサービスを通じて利用するエンドユーザー数は10億人を突破したという。

 Google Cloud Platformは、SpotifyEvernote、「Pokemon Go」を提供するNianticなどが採用している。

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