米Evernoteは9月13日(現地時間)、これまで自社サーバに保管してきたユーザーデータを、米Googleのクラウドサービス「Google Cloud Platform」の仮想サーバに移行する計画を発表した。
10月10日から作業を開始し、2016年の年末までに完了する見込み。移行作業中にユーザーに影響が出ることはほとんどないが、30分以内のサービス一時停止を2回行うとしている。
Evernoteはこれまで、自社サーバおよびネットワークですべての設定と保守を行うことで思い通りのサービス構築が可能だったが、その半面、維持費が割高で、アップグレードに時間がかかり、拡張性も低かったと説明。サービス運用での柔軟性を高めるために、複数のクラウドサービスを検討した結果、Google Cloud Platformを選んだとしている。
世界最大の音楽ストリーミングサービスであるスウェーデンSpotifyも2月、Google Cloud Platformへの移行を発表した。
米AppleもiCloudで、Google Cloud Platformを自社データセンター、AWS、米MicrosoftのAzureと併用する契約を結んだとうわさされている。
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