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2016年10月31日 11時28分 UPDATE

フルーツや植物の「発酵」を音に 資生堂主催のアート展でサントリーが異彩を放つ

発酵をテーマにしたアート作品が、資生堂主催のイベントで展示されている。

[太田智美,ITmedia]

 フルーツや植物が「発酵する音」をテーマにしたアート作品「発酵シンフォニー」が、資生堂主催のイベント「LINK OF LIFE エイジングは未来だ 展」(10月28日〜11月3日)で異彩を放っている。


資生堂「LINK OF LIFE エイジングは未来だ 展」 作品名「発酵シンフォニー」

 ブースを出展しているのはサントリー。展示では、透明な筒に入った砂糖水に野菜やフルーツ、植物などを漬け込み、それらが実際に発酵する様子を見ながら、発酵時の音をスピーカーから聞くことができる。

 発酵させるのは、リンゴ、ショウガ、ホップ、巨峰ブドウ、米麹で作った甘酒、ゴミ(リンゴの皮や芯、発芽小麦などをごっちゃにしたもの)、キウイ、トマト、パイン、発芽アズキ、ザクロ、ローズマリーの12種類。それぞれのスピーカーに耳を当てると、パインは雨音のような、キウイは不規則な、米麹で作った甘酒はお米を炊いているような、ショウガは強い炭酸がパチパチはじけるような音がする。


資生堂「LINK OF LIFE エイジングは未来だ 展」 (左)巨峰ブドウ、(右)米麹でつくった甘酒。甘酒はお米が上下している

資生堂「LINK OF LIFE エイジングは未来だ 展」資生堂「LINK OF LIFE エイジングは未来だ 展」 (左)キウイ、(右)トマト。3日ほど経ったフルーツだが、展示用に冷蔵庫に入れて保管していたため見た目も美しい

資生堂「LINK OF LIFE エイジングは未来だ 展」資生堂「LINK OF LIFE エイジングは未来だ 展」 (左)パイナップル、(右)ザクロ。中に入れる素材によって、水と砂糖の配分を変える。砂糖多いほど発酵が早い

資生堂「LINK OF LIFE エイジングは未来だ 展」資生堂「LINK OF LIFE エイジングは未来だ 展」 (左)発芽アズキ、(右)ローズマリー

資生堂「LINK OF LIFE エイジングは未来だ 展」資生堂「LINK OF LIFE エイジングは未来だ 展」 (左)ショウガ、(右)ホップ。ホップはグレープフルーツのような香りがするとのこと

 サントリーによれば、この展示はもともと「資生堂らしいきれいなものを作るのは悔しいので、腐ったものなどを置いてみたらどうだろう?」というアイデアから生まれたもの。「腐ったもの」から「発酵」という発想にたどり着き、「発酵時の音」にフォーカスすることを決めたという。


資生堂「LINK OF LIFE エイジングは未来だ 展」 (左)サントリービジネスエキスパート西川圭さん、(右)サントリービジネスエキスパート関玄達さん

 「地球が誕生して45億年。その地球がなぜ動植物たちの死骸まみれにならないのか。それは微生物たちが有機化合物を分解してくれているからだ。これこそエイジングだと、私たちは思う」(サントリービジネスエキスパート西川圭さん)

太田智美

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