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紙でもタブレットでもプログラミングできる超小型ロボット「Ozobot」、国内販売開始

» 2016年11月05日 14時04分 公開
[松尾公也ITmedia]

 キャスタリアは、米Evollveが開発する教育用ロボット「Ozobot」(オゾボット)の日本正規代理店契約を結び、2016年11月から国内向け販売を開始した。Ozobotはてのひらに乗るサイズで自走する超小型ロボットで、描かれた線の色によってその上を移動する走行パターンを変えることができる。

 子どもたちがPCを使わない「アンプラグド」な環境でプログラミング教育の基礎から学習するのに適しており、米国や韓国では教育現場に導入されていると、キャスタリアの山脇智志社長は説明する。「6歳から9歳の子どもたちが夢中に取り組んでいる様子を実際に見てきた」と山脇社長。

photo 「アンプラグド」プログラミングができる

 Googleの「Google Blockly」をベースにした 「OzoBlockly」で複雑なプログラミングをしたり、JavaScriptを学習できるプレビューモードもブラウザ上で可能。作成したプログラムはロボット本体にディスプレイの発光で転送される。macOS、Windows、Linux、iOS、Androidなどさまざまなプラットフォーム上で動作する。

photo タブレットでプログラミングし、そのプログラムを画面のディスプレイの発光で転送する

 今回販売されるのは、「Ozobot bit」という第2世代の製品。35分の充電時間で1〜2時間程度動作する。定価は9800円だが初回販売は8800円(税込み配送料込み、100台限定)でAmazon.co.jpで販売される。カラーはクリスタルホワイト、チタンブラックの2種類。

photo カラーは2種類

 キャスタリアは モバイルラーニングプラットフォーム「Goocus」を企業や教育機関に提供している教育ベンチャー。 プログラミングを必修科目とした日本初の広域通信制高校「コードアカデミー高等学校」の運営にも関わる。同社は上越教育大学と共同で実施している初等レベルのプログラミング教育指導者養成履修講座「CodeEdu/」(コードエデュ) でもOzobot Bitを使ったコースを用意している。

photo キャスタリア山脇社長(右)と伊藤寿晃コンテンツマネージャー

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